歯周病は自覚症状がなく
悪化する病気です
歯周病は「サイレントディジーズ(静かなる病気)」とも言われ、虫歯と異なり初期の自覚症状がほとんどありません。歯と歯ぐきの間にプラーク(歯垢)が溜まり、歯周病菌が増殖することが原因で発症します。
歯周病だと気づかず放置し続ければ歯ぐきが腫れて痛みだし、最終的には顎の骨を溶かして歯を失う可能性があります。歯ぐきの出血や歯のぐらつき、口臭などほんの少しの違和感でも気になることがあれば、すぐに新柏の歯医者「しんかしわ歯の国総合歯科・矯正歯科」にご相談ください。
原因を究明して根本から
歯周病治療を行います
歯周病は自然治癒することがなく、炎症などへの対症療法を行うだけでは治すことができません。完全に治療するためには歯周病になった原因を追求し、問題を根本から解決することが必要です。歯周病は、プラーク(歯垢)に潜む細菌が歯周ポケットに入り込み増殖することで悪化します。また、お口周りにかかる力の影響も大きく、噛み合わせが悪い人ほど重症化しやすい傾向にあります。
当院では唾液検査や細菌検査を行い、患者さまの体質やお口の中の環境を把握し噛み合わせも診て、問題となっている歯に無理な力がかかっていないかチェックをします。このような検査により原因を把握し、患者さまに合った最適な歯周病治療計画を立ててご提案します。
各専門家と担当歯科衛生士が
連携し
患者さまに合わせた
歯周病治療を
歯周病は生活習慣と密接な関係がある病気で、治療しても再発を繰り返すケースが珍しくありません。当院では患者さまに合わせた治療・予防を行うために、担当歯科衛生士制を採用しています。患者さまの症状はもちろん、過去の歯科治療歴や生活習慣などを把握し、二人三脚で症状改善へ向けてサポートします。
また、各分野の専門医、食育アドバイザーがそれぞれの得意分野を活かし、一つのチームとなって歯周病治療・予防を進めます。たとえば、食事の仕方や菌を増殖させにくい食材をアドバイスし、歯周病と関係が深い血圧にも注意を向けて血圧測定も院内で行っています。
歯周病は全身の健康に影響を
及ぼす怖い病気です
歯周病は重度に進行すると歯を失う可能性のある病気です。しかも歯だけの問題ではなく、全身の健康にも影響を及ぼす病気として知られています。たとえば、歯周病は生活習慣病である糖尿病と深く関わりがあります。歯周病になると歯ぐきの中で炎症物質が常に作られる状態となり、インスリンの働きが妨げられて糖尿病が悪化してしまうのです。また、糖尿病は歯ぐきの炎症を引き起こす要因となり、歯周病を悪化させる原因となります。
他にも、歯周病は、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、アルツハイマー型認知症の発症リスクを高める要因となります。お口だけでなく、身体全体の健康を守るためにも、歯周病はできる限り早期発見・早期治療を行うことが大切です。ぜひ当院で定期検診をお受けください。
歯周病は感染症!
家族全員で検査を行いましょう
歯周病は、お口の中で増殖した細菌が原因となって発症します。毎日のブラッシングが不十分であったり、食生活が乱れていたり、補綴物の不具合などにより菌が増殖して発症する可能性があります。また、注意しなければならないのが、歯周病は他人に感染する可能性がある感染症である点です。
家庭内に歯周病にかかっている方がいると、他のご家族にも感染している可能性があります。たとえば咳やくしゃみ・会話での飛沫、取り箸を使わず直箸してしまうなどといったことから、家族内感染することがあります。当院では患者さま本人だけでなく、ご家族全員で歯周病検査されることを推奨しています。歯周病のリスクを家庭内から排除するためにも、ぜひみなさまでご来院ください。
妊娠中の歯周病は早産リスクが
あります
妊娠中は歯周病にかかるリスクが高いと言われています。これは、妊娠中はホルモンバランスが変化して唾液の分泌量が減り、口腔内の殺菌作用や潤滑作用が損なわれてしまうためです。つわりにより食生活が不規則になったり、歯磨きを十分に行えなかったりすることも歯周病リスクを高める要因となっています。
歯周病の影響は妊婦さん本人だけにとどまりません。歯周病が悪化して炎症が広がると、子宮収縮作用のある物質が分泌されてしまい、タイミングによっては早産になる可能性があるのです。赤ちゃんのためにも妊娠中の歯周病治療・予防を行いましょう。